Dance Like Nobody’s Watching — アムステルダム、街が踊る日
カフェ&ギャラリー
Nicholas Groente & Fruit
Sint Nicolaasstraat 19, 1012 NJ Amsterdam, オランダ
今日は、アムステルダムの街角にある小さなアートギャラリーを数件まわる予定でした。
地図を片手に意気込んで出発したものの、辿りつけたのは1軒のカフェギャラリーだけ。
3人くらい立つと店内がいっぱいになるようなつくりでした。
予定とはずいぶん違いましたが、それでも十分すぎるほど、街からポジティブなエネルギーを貰えた1日になりました。

カフェギャラリーのある可愛らしい小さな路地

上手ですね〜
部屋でモクモク描くのとは違います

下書き中の
アーティストを発見!

小路には、他にもカフェなど色々なお店が

ステンシルとスプレーで描いた鯉
Artyで素敵な小路でした
運河沿いの街は、いつにも増して人であふれ、どの通りもどこか浮かれた空気。
歩きながら気がついたのは、街全体がひとつのパーティー会場のようになっていたことです。
そう、この日は「プライドウィーク」の真っ只中でした。
運河には、色とりどりの旗をかかげた船。
音楽が鳴り響き、シャボン玉が舞い、まさに“水の上のパレード”。

運河沿いには人だかりが
人々は通りにあふれ、思い思いに踊ったり、笑ったり、写真を撮ったり。
「Dance like nobody’s watching」——まさにその言葉通り。
誰に見られているかなんて、もう関係ない。自由に、自分のままで、ただ今を楽しむ。
その姿に、こちらの心もどこか軽くなっていくのを感じました。
子どもも、お年寄りも、赤ちゃんを抱いた家族も。
どこかお神輿の「わっしょい」にも似たような、巨大な波のような楽しさが街を包み込んでいました。
まるで、街そのものが「自由って素晴らしい」と教えてくれているようでした。

大音量が鳴り響く
アートギャラリーにはまた、静かな平日に訪れることにしましょう。
目的地に辿りつけなかったけれど、今日の街歩きでしか味わえなかった景色と空気に、偶然のギフトをもらった気がしています。
そして、アムステルダムという街が、こんなにも自然に「自由と祝福」を心の底から明るく体現していることに、改めて感動しました。
また明日も、知らない道を歩いてみたくなる。
そんな気持ちで、帰りの船に乗りました。

Eye museumからみたアムステルダム中央駅
1日中曇ったり晴れたり
ころころ天気が変化します
アムステルダム・アート散歩:NDSMで“映画の中”に迷いこむ

今回訪れたのは、アムステルダム北部にあるNDSM(エヌ・ディー・エス・エム)。
NDSM-Plein 90C, 1033 WB Amsterdam, オランダ
元は造船所だったこのエリア、今ではアートと創造のパワーが詰まった巨大な文化スポットになっています。

倉庫をそのまま使ったメインのギャラリースペースに入った瞬間、そのスケールの大きさに圧倒されました。

高い天井、むき出しの鉄骨、無造作に置かれたアート作品たち。まるで映画のセットの中を歩いているような、不思議な感覚です。

展示内容は現代アートを中心に、インスタレーションや映像作品、船の部品を使った展示など。
圧巻の迫力です。

写真好きにはたまらない被写体だらけ。壁も床も、フォトスポットです。





巨大な倉庫の中にオフィス、アトリエ、ギャラリーなどがぎっしりと詰まり、異空間。

アトリエ。
こんな場所で何か生み出せたらきっと楽しいでしょうね。

一つの街のよう。

展示ブース

撮影中?!
クリエイティブなエネルギーでいっぱい。
🗺 NDSMってどこ?どうやって行くの?
場所:アムステルダム中央駅からフェリーで北へ約15分(無料!)
見どころ:巨大なストリートアート、デザインマーケット、カフェ、レストラン、スケートパーク、ギャラリー、そして廃墟感のある倉庫
おすすめ時期:春〜秋。天気がいいと写真映えします📸
入場:屋外は無料、展示によっては有料エリアもあり
現在はバンクシー/Banksyの展覧会中。

📸 写真に映える!NDSMの魅力
廃墟×アート=唯一無二の風景
色使いもスケールも、とにかく「非日常」
雨の日も、曇りの日も、それぞれ違う表情が撮れます
周辺にあるレストランやカフェも素敵です!

たくさん歩きました。

ストリートアートのカリスマ、Obey giantのGraffitiを発見。
ストリートアートだらけ。
まるでNew YorkのBushwick, Brooklyn地区にいるかのよう。
しかしどこでもない、どこかもっと平和的で、街が綺麗な、ここにしかない雰囲気。

何か描いていました。

港の近くです。
アムステルダム日記、続きます。^_^
安全に街歩き〜自転車と水しぶきにご注意あれ!〜
🚴♀️
こんにちは。今日は、旅人として避けては通れない「アムステルダム中心街・街歩き攻略」について、実体験をもとにしたレポートです。
以下は中央駅近くなどの特に混みあっているエリアで気をつけることです。^_^
① 自転車天国で命がけの横断
まず、これだけは断言しておきます。
オシャレな運河沿いの小道にうっとりしながら写真を撮っていたその瞬間。
「リンリン♪」という、やさしい…いや、戦場の警告音が聞こえました。
リンリンはまだいいです。無音もあります。
え?どこ?右?左?前?後ろ?斜め?
振り向けば、右からは自転車、左からは電動バイク、前からはおばあちゃんのマッハなスピードのチャリが!
四方八方から来る乗り物の嵐。気分はもう、リアル・マリオカート。
誰ひとりとして減速しません。
優先はチャリ、歩行者は自己責任。
でも、これがオランダスタイル。
気を抜けば2秒で轢かれかける。でもそれをかわせば、ちょっと自分が強くなった気がする。
そんな修行のような街歩き。
② 油断禁物!掃除車両の水しぶきが靴下を襲う
そんなチャリ道ジャングルをくぐり抜け、「やっと落ち着いた〜」と運河沿いに座りかけたそのとき。
ズシャーーーーッ!!!
足元に突然の水攻撃。
え?雨?違う。シャワー?違う。
正体は、愛すべき清掃車。
そう、アムステルダムには「道専用の掃除マシン」が定期的に登場するのです。
小さなトラックの下から、ゴゴゴ…という低音と共に猛烈なブラシが高速回転!
そのブラシの水しぶきが…惜しみなく白スニーカーにヒット!
思わず反射的に小ジャンプ。
…はい、避けられません。99%命中です。
しかしながら街が美しいのはこのマシンたちのおかげ、といい聞かせます。
◯アムステルダム中心街で安全に歩くための3つの心得
1. 自転車の気配を感じ取る。五感を研ぎ澄ます。
2. 横断時は、小走り+顔は360度回転(見た目は不審者でも命は守れる)。
3. 清掃車には敬意と距離を。あなたの足元が次の犠牲になる前に。
なぜわざわざこの注意点を書いたかというと実際長年住んでいる方でも、自分が気をつけていたとしても、自転車同士の玉突き事故などに巻き込まれる事があると聞いたから。
街は美しく、人々は自由で、どこまでもオープン。
だけど、その自由さにはスピード感がつきものです。
アムステルダム日記、続きます。

運河沿いに座りピクニックする人々をよく見かけます。

庭で採れたブラックベリーをパンケーキにしました。
Amsterdam中央駅 地元民にも愛されるハーリングの名店と屋上からの景色

ルーフトップからの眺め
アムステルダム中央駅
◯留学時代の友人らと再開
先日雨の日に、中央駅近くでばったり再開した友人ら。
私が以前アメリカでの留学中に出会ったオランダ人です。
アメリカ留学記はまたいつか書けたらと思います。
ランチの約束をして、ハーリング(オランダ名物のニシン)の美味しいお店に一緒に行きました。
◯新鮮なハーリング。Nieuwmarkt エリアの運河沿いで味わう、幸せサンドイッチ
お店のショーケースに並ぶ、さばきたてのハーリングは艶やかに光り、見るからに新鮮。
注文してから奥でさばいて揚げてくれているのが見えました。
「これをパンに挟んだら最高だね」と、近くのベーカリーで焼きたてのパンも調達しました。
生のハーリングとフライにしたハーリングを贅沢に両方挟んで、即席サンドイッチのできあがり。
運河沿いでピクニックのように座り頬張りました。
シャキッとした玉ねぎとピクルスがアクセントになり、口いっぱいに広がる魚の旨みとともに、風が気持ちよく頬をなでていきます。
食べながら、笑いながら、こんな何気ない時間こそ旅の醍醐味なのだと実感しました。

Amsterdamsche Vischhandel
Zeedijk 129, 1012 AW Amsterdam, オランダ
地元の人も通う小さな名店。
中央駅から徒歩10分くらい。
並んだ魚から好きな種類を注文します。
ハーリング屋さんでもあり鮮魚店でもあるのでとにかく魚が新鮮。
この場でサンドイッチへのオーダーも可。
◯フレッシュジンジャー×オレンジジュースで、心までリフレッシュ
ランチのあとは、街角のジューススタンドでジンジャーとオレンジの絞りたてジュースを注文。
店員さんは冗談ばかり。なのに不思議と、どれも温かくて、人見知りする暇もありません。
ショウガのピリッとした辛みと、オレンジのやさしい甘さが体の中をすっと通り抜け、胃の奥から元気になる感じ。

Nieuwmarkt広場の露店。
先ほどの鮮魚/ハーリング店のすぐ側。
子供には子供用のジョークを、大人には大人用のジョークで待ち時間も楽しませてくれる。
◯美術館のような家と、忘れられない階段の色
「ちょっと見せたい場所があるんだ」と、友人が連れて行ってくれたのは、なんと近所のとても個性的なお家。

既に人だかりが。
たまたま開いていたエントランスから、特別に写真を撮らせていただけることに。
そこはまるで、SF映画のワンシーンのような空間でした。
イタリア人建築家、Alessandro Mendiniが手がけたというその家は、彫刻のような階段、不思議な光の入り方。
非現実的で魅力的な場所でした。
そのビビッドなインテリアの記憶は、まるで白昼夢のよう。
その後は、友人宅の屋上からの景色や新しい仕事のプロジェクト現場も少し見学させてもらい、すっかりローカル気分。
彼らはもうすぐイタリアへバカンスに出かけるそうで、「その前にまたご飯食べよう」と約束しました。

友人宅のルーフトップから。
面白ろさ2割&怖さ8割だったので二度と登りたくないです。^_^

縦長く奥深い建築が並びます。
微妙に家が歪んでいるのが絵画感があり。
教会の鐘の音が幻想的。

改装中のインテリアだそう。
上層階2階部分を1軒として。

元屋根裏部屋から。
釣り針のようなものは、17世紀頃に、引っ越しの際に窓から荷物を運ぶために紐を引っ掛ける用に作られたそう。
外観はほぼ建てられた当時のままで、中は改装して外の窓枠などは定期的に塗り替えています。
景観を守るための法律もあるのですって。
◯旅は、いつも思いがけないギフトをくれる
ガイドブックには載っていない、日常の中の小さなときめき。
それは、地元の人とのふれあいだったり、新鮮なハーリングの味だったり、ふと開かれた美しい玄関だったりします。
旅を重ねるごとに思うのは、
「旅とは、世界を再発見しながら、自分自身を取り戻していくこと」だということ。
これから自分がどう生きたいかに、また一つ刺激を受けました。
再会も出会いも偶然ではなく、必然のように感じた午後でした。

Amsterdam noordをお散歩。
美味しいコーヒー、ビンテージのシャツと一期一会 〜旅は「好き」の再発見〜

「旅が好きなんですか?」と聞かれることがあります。
答えは「はい。でも、ものすごく旅慣れているわけではありません」。
人気のフランスやイタリアには行った事がなく
いわゆる「旅の達人」ではないのです。
パリのメトロで颯爽と乗り換えるタイプでもなければ、ミラノの路地裏で秘密のピッツェリアを発見するタイプでもありません。
でも、「自分が好きになれる場所を探す旅」は大得意です。
◯運命の8ユーロ
今日は、そんな私の“好きセンサー”がビビビと反応した一日でした。
アムステルダムの古着屋さんで、たった8ユーロで出会ってしまったのです。
薄いサーモンピンク地に丁寧な刺繍が施され、煌めきのあるボタンがついたシンプルなイタリア製のシャツ。
正直言って、棚のすみに無造作に掛けられていたあの子を見つけたとき、
声が出ました。「……え?かわいすぎん?」と。
まさに、一期一会。試着室でニヤニヤが止まりませんでした。
古着って不思議です。誰かが袖を通していたはずなのに、時代を超えてそれが今、私の旅先の宝物になってしまう。

Thrift Shop
Haarlemmerstraat 76, 1013 ET Amsterdam, オランダ
店内は地元のオシャレな人たちでいっぱい。
意外とシンプルでちょっと個性的なデザインの品揃え。
丁寧に縫われたであろう服子たちがたくさん。
素敵な雨用カッパやなぜか日本の着物のハギレもスカーフとしてありました。
店員さんもセンス良く古着を着こなしていてフレンドリーで、楽しそうに働いていました。しかも驚きの安さ。
ヨーロッパの古着文化の底力を感じました。
◯率直レビュー:コーヒー屋さん巡り報告
そのあとは、アムステルダムのローカルなコーヒー屋さん巡りへ。
お店の前を横切ると良い香りがして気になっていた場所です。
地元っぽい方々でにぎわう、小さなカフェに入ってみたら……
なんと、想像より何倍もおいしいコーヒーに出会ってしまいました。
私は、忖度なしでよかった場所だけ、書き残していくつもりです。
観光ガイドには載っていないけれど、たしかに心に残る、
そんなカフェの香りと音と雰囲気を、私は一つずつ集めていきたいです。
すべては、“自分の好き”の記録として。^_^

BBROOD
Ms. van Riemsdijkweg 192, 1033 RD Amsterdam, オランダ
アムステルダムの中でも、モダンなNDSM 地区にあります。
コーヒーもパンもまた食べたいなと思う、舌に美味しさが刻まれるような深さがありました。
店員さんもとても親切。

クロワッサンやフォカッチャも美味しすぎでした。
お土産には、マフィンやほうれん草のパイ、カリカリチーズのついたクロワッサン。
◯小さな都会、水のある暮らしが好き
私はヨーロッパの中でも、
「水辺が近くて、英語が通じて、ローカルのアートを感じられる小さなギャラリーがあって、インテリアデザインがモダンで、街が清潔で、水道水が美味しく、治安がよくて、でも都会すぎない、現地に知人や友人がいればなお良い」
という……ええ、長ったらしいこだわり条件で旅先を選びます。^_^
理想の心地良い街に滞在して毎年一度くらい、インスピレーションを得たい。
リピート旅するのが自分には合っていると感じています。
観光地のど真ん中で疲れ切るよりも、少し静かで、日常に近い空気が残っている場所が落ち着くんです。
今年は暑さからのエスケープの旅でもあります。
◯好みは十人十色。それが旅の面白さ
もちろん、旅の好みは人それぞれです。
パリやミラノ、ロンドンのような大都市で、最新モードと歴史を味わいたい人もいれば、
スイスの山奥で登山三昧!という人、
ポルトガルの海辺でぼーっとワイン片手に黄昏たい人、
ノルウェーでオーロラを眺めたい人だっているでしょう。
「どんな旅がいいか」は、誰かに教わるものではなく、自分が決めること。
そしてその「好き」が旅の原動力になるのだと、私は信じています。
◯旅に出ようかな、と思ったあなたへ
もし今、
「行ってみたいけど、なんとなく不安」
「私にできるかな」
と思っている人がいたら、伝えたいです。
旅に必要なのは、完璧な英語力でも、オシャレなスーツケースでも、SNS映えでもありません。
ただひとつ、「行ってみたい」という気持ちだけで、きっと大丈夫。
自分の“好き”を探すために、
ちょっと外に出てみるだけで、
世界はちゃんと答えてくれます。
私は今回は友人宅に泊めてもらいましたが、以前はホテルやエアビー滞在も楽しみました。
その経験もいつか書きたいと思います。
英語は実際、簡単な買い物用の単語や挨拶程度で問題ありません。
英語が第二言語同士の方が通じやすいかと感じることも多々あります。
◯さて、みなさんの「好きな旅」は?
・都会でショッピング三昧?
・自然に囲まれてのんびり?
・アート巡り?
・美味しいものハント?
私も引き続き、「小さくて、水のある、きれいな街」を巡っていきます。
そしてまた、おいしいコーヒーと、素敵なアートに出会えますように!

吾輩の辞書に「イクメン」という文字はない。 ~アムステルダムで赤ちゃん付きのパパに助けられた話~
アムステルダムの朝は、やたらと爽やかです。
カフェを横切ればコーヒーの良い香りがふわりと漂い、空はだだっ広く、遠くに風車が見えどこまでも「自由」のような青さをしています。
そんな朝、私は自転車でひとっ走りしてきました。
友人から借りたのは、いわゆる“荷物運び特化型”の大きな自転車。荷台のサイズがほぼ畳です。下手したら洗濯機くらい運べそうです。
颯爽と風を切り、心地よい汗をかき、さぁ帰宅。さて、自転車の鍵をかけましょう。
…ところが、です。
鍵が、まったく、閉まりません。
差し込んで、回すだけ。
なのに、何かが違う。手応えがない。空回りしているような、されているような……。
何度やっても「ガチャッ」と鳴ってくれない金属の無言。
おや? これは……私、やりました? 鍵、壊しましたか?
急に血の気が引き、「あっ……やばいやばいやばい!」と軽くパニックになっていたその時でした。
目の前を、赤ちゃんを胸にぶら下げたパパが通りかかりました。
ベビービョルンで赤子を抱きつつ、もう片手でベビーカーも押しています。
どういうことですかこの人。
手は何本あるのでしょうか。
そんな育児忍者のような男性が、こちらの焦りに気づき、声をかけてくれました。
「鍵? それ、タイヤちょっとずらしてからじゃないと閉まらないよ〜」
さらっと言って、さらっと直してくれました。
鍵は壊れておらず、私が使い方を知らなかっただけ。
なにその余裕。赤ちゃんぶら下げながら私の自転車の鍵問題も片づけるって、もう万能すぎてバットマンみたいです。
「これから子どものことでやること山ほどあるから、行くね〜ハハハ」
えっ……いやいやいや!
今、鍵かけながら赤ちゃんの頭もヨシヨシしてましたよ!?
なにそのスキル……!
周囲を見渡せば、ベビーカーを押すパパ、自転車に子どもを3人乗せて爆走するパパ、公園で子どもと遊ぶパパ……
とにかく、赤ちゃん+パパの組み合わせが当たり前にあちこちにいます。
ここでは、男が育児をするのは日常。
「手伝う」でもなく、「分担する」でもなく、ただ「やっている」のです。
つまり……「イクメン」という言葉自体が存在しません。
なぜなら、「父親が育児をする」という事実が、まるで「歯を磨く」くらい自然なことだからです。
いちいち褒めない。特集もしない。選挙の公約にもならない。
あまりにも当たり前すぎて、「名前をつけるほどのことではない」わけです。
でも日本では、パパが子どもを抱いて歩いているだけで「えらい!」「イクメンだ!」となる文化が、まだどこかにありますよね。
いや、それはそれで微笑ましいのですが……
ここアムステルダムでは、誰も特別扱いなんてしてくれません。
だってみんな、やってるから。
というわけで、自転車の鍵が閉まらずうろたえていた私を助けてくれたのは、赤ちゃん付きの名もなきオランダのパパでした。
手早く鍵を直し、赤ちゃんをあやしながら、風のように去っていきました。
残された私は、自転車の鍵を握りしめながらこう思ったのです。
「イクメンとは、言葉ではなく、生き様である。」
そして次回は、自転車の鍵のかけ方を完璧にマスターして、
赤ちゃんをあやせるくらいの余裕を身につけたいものです。

目下、私のベイビーはこの2匹。
雨の朝、北側から無料フェリーでセンターへ。オーガニックにときめく日

Graffitiミュージアムの近くにて。
アムステルダムの朝は、音のないしずくから始まりました。
空はどこまでも灰色で、遠くの雲の中にはまだ眠たそうな光がうっすらと滲んでいます。
私は街の北側(ノールト)から、アムステルダム中央駅のあるセンターエリアへ向かうために、無料フェリーに乗りました。
そう、アムステルダムではこのフェリー移動"が無料なのです。
予約も必要なし。
それは公共交通機関でありながら、どこか詩的で、旅の途中にふと訪れる「水の時間」。
船が出発するとき、後方に広がっていく波紋が、まるで思考をゆっくり溶かしていくように感じました。

船の表示を確認して、センター行きのフェリー乗り場を選ぶ。
冷たい雨がしとしとと降る中、驚いたのは、誰も傘をさしていないということ。
フードをかぶったり、濡れるがままに歩いたり。
どこか「雨との距離感」が、日本とはまったく違っていて、それがとても心地よく感じられました。
「濡れても死なない」
オランダの人たちは、そんなふうに小さな自然の変化を受け入れて、生き方そのものが“柔らかいのかもしれません。
雨宿りしていたら、隣に駆け込んできた女性がにっこり微笑んできました。
以前北欧に住んでいましたが、スウェーデンやノルウェーの都市部では、見知らぬ人が自然に微笑み合うのは稀な事。
一旦話すと親切な彼らですが、シャイな彼らに道端で微笑みでもしたらきっと奇妙な人と思われるでしょう。
ましてや日本の都市部でも、すれ違う見知らぬ人に挨拶などはほぼありません。
ここアムステルダムの、人々の心が開いている自然体さ、爽やかな暖かさ。遠すぎず近すぎず、洗練された自然に挨拶を交わす感が心地良いです。

ここで偶然にも、アムステルダムに来たよとメールしたばっかりの古い友人にばったり合う。近いうちに再開を約束。
センターに到着して向かったのは、お目当てのオーガニック系のストア。
棚にはヨーロッパ中から集められた、自然派のサプリメントやコスメ、雑貨がずらりと並んでいます。
どれもパッケージがシンプルで、多様で、それだけで手に取りたくなるようなものばかり。
商品選びは、まるで自分自身の身体と向き合うような、ささやかな儀式のようでもありました。
日本ではあまり見かけないヨーロッパ製のオーガニック製品は、旅先での小さなご褒美にもぴったりです。
ニューヨークのホールフーズマーケットに置いてあるコスメもありました。
オーガニックの石鹸も実店舗で手に取り香りを確認できて、嬉しい時間でした。
◯雨の街、でも心は晴れ模様
雨は一日中止むことなく、石畳を濡らし続けていました。
それでも、不思議と気分は沈まず、むしろゆっくりと満ちていくような感覚がありました。
センターのカフェで一杯の紅茶を飲みながら、「また晴れた日に、ここを歩いてみたいな」と思いました。
空が青く澄んだ日に、運河沿いを歩いたら、また違った街の表情に出会える気がします。

写真を撮っていたら旅中?の陽気なイタリア人らしきカップルに撮影を頼まれました。
イタリアは訪れたことはないけれど個人的に、イタリア人には良い印象しかありません。
それはなぜか、いつかまた書きたいと思います。
イタリアもいつか行ってみたい国!
◯「都市の美しさ=見た目だけではない」という気づき
それにしても、雨の日でも大きな水たまりが見当たらないことに驚きました。
アムステルダムの道は、まるで水を受け流すように作られていて、歩いていても足元が気にならない。
きっとこれは、長年かけて培われた「低地の国」ならではの建築技術なのでしょう。
さりげないけれど、暮らしに根ざした知恵に心から感動しました。
アムステルダムという街は、晴れていても、雨が降っていても美しい。
その美しさは、「観光地としての輝き」ではなく、「日々の暮らしの奥行き」に宿っているようです。
「次は晴れた日に、もう一度ゆっくり街を歩きたい」
そう思いながら、私はまた、フェリー乗り場に向かいました。

雨の中自転車で行き交う人々。

船は人々でいっぱい。

はるか?
日本米を発見。
10キロで45ユーロくらいでした。
New marketという中央駅から5分くらいである地区の中のアジアン街にて。

ゆめにしき?
こちらは、5キロで42ユーロくらい。